第2日目 トロムソ

 
 この地での目的はオーロラなので、昼間は適当に散策。


 まず銀行に行き、日本円からノルウェークローネに両替。
 窓口のカウンターが高い!北欧人は大きいもんなー、
 北欧仕様なんだなー
 背が日本人の中でも小さい私には、カウンターが胸の位置だった。
 そこへ車椅子の人がやってきた。すると、カウンターが電動で
 下がっていく。
 はぁ〜、すごいな、さすが福祉国家だわ。
 感心したが、そういえば街中のポストとか、ゴミ箱とかも投入口が
 高かったけど、あれはどうなんだろー?まさかどっかスイッチを押すと
 下がってくるわけでもなかろうし・・・。
 まあ、通りすがりの人々が自然と助けてくれるんでしょうね。

 背が高いといえば、便座も高かったな〜。
 床に足がつかなかったもん。
 あれじゃあ、便秘の時、踏ん張れないわ(笑)



 滞在中、ずっと天候は良好だった。雲ひとつない、青空。
 北極圏で、ものすごく寒いのかと覚悟していたが、真冬の日本並。
 それなりに防寒していれば支障はない。
 ただ、雪は残ってるので路面はツルツル。
 幸い、私らは転ぶことはなかったけれど(滑りはしたが)、
 地元の女の子が思いっきり転んでた。
 数人の集団で歩いていたんだけど、1人が転んだらイモヅル式に
 バタバタと。欧米人らしく、「ワオー!」とか「キャーッハッハッハー」とか
 大声出してたよ。
 地元っ子でも転ぶんだね、やっぱり。


 覚悟してた程ではないとは言え、寒いことは寒いし、路面は凍結。
 なのに、やたらとベビーカーを見た。
 老人の散歩姿も目に付いたし、ああ、ここではこれが日常なんだなあ
 と思う。
 ツルツルの道路でやたらとスピードを出す車もね。


 トロムソは「北のパリ」を標榜するあたり、笑えるが(ちょっと
 にぎわってる所を「銀座」とつけるようなもの?)
 ここには大学もあり(最北の大学らしい)、北極圏最大の
 都市なのだそうだ。
 街は、建造物は美しかったけど、道路は汚かった。
 排気ガスで雪が真っ黒、というのもあるけど、ゴミが多い。
 今まで抱いていたノルウェーのイメージと違い、ちょっとがっかり。




 おそらくこの市で最大のショッピングセンターへ行く。
 3〜4階建てだったような・・・。
 でもここしかお店はないので(コンビに以外は)、
 トロムソ滞在中、何度も足を運ぶ(笑)


 ショッピングセンター内のCDショップへ。
 目的はモートンやサヴォイのCD。
 しか〜し!モートンは一枚もない〜〜(T_T)
 サヴォイも2ndが一枚だけ・・・。
 a-haのCDはかろうじてあるものの・・・。
 これがかつて、国民の半分が買ったというアルバムを出した
 グループのメンバーの扱いなのだろうか・・・。
 学生の街に置いてないってことは、今の彼らは若者受けしないって
 ことなのかしら・・・・。
 アンネリさんのCDはいっぱいあったけどもね!




 郵便局にも行った。
 目的はマグスがデザインした切手。
 しかし、窓口のおばちゃんに、「ない」と言われる。
 と、いうか「分からない」と言われた。
 私らの求めてるものが何なのか、言ってることがわからない、
 ということだ。
 「マグネ・フルホルメン」と言ってるのに分からないって・・・。
 国民の英雄じゃなかったんかい?
 意志の疎通が図れずじりじりしていると、突然たかひちゃんが
 「Do you know a-ha?」と言い出した。
 いや〜、面食らった(笑)
 でも、結果的にそれが良かったみたいで、会話が進んでいく。
 おばちゃんはa-haは知ってると言う。ポップ・ミュージシャンだとも。
 「そのメンバーのマグネ・フルホルメンは知ってるか?」
 これも、知っているという。
 「じゃあ、彼がデザインした切手はあるか?」
 「ない」

 ここまで聞いて「ない」んじゃ仕方ない。本当にないんだ。
 切手がなかったのは残念だけど、すがすがしい気持ちになれたよ(笑)



 夜はオーロラ観光へ。
 といっても、ホテルの外をうろつくだけ。
 街が夜でも明るいので、海沿いを歩く。
 女2人で夜出歩いてても危険じゃない。
 つくづく田舎なんだなあ〜と思う。

 オーロラ観光のポイントは、しっかり防寒して身体が冷えたら
 店に入り休む、とガイドブックには書いてあった。
 確かに気になる店もあった。美味しいモノを出しそうな店。
 女だけで入っても安全だという飲み屋。
 だけど、メニューはノルウェー語でしょ?
 英語だったら分からないなりにも大体どんなものか想像がつく。
 だけど、ノルウェー語じゃ肉なのか魚なのか、牛なのか羊なのか
 はたまたトナカイなのか、焼いてあるのか煮てあるのか
 全く想像できない。
 こんな田舎町に英語のメニューが用意されてるとも思えない。
 英語でさえ覚束ない私らがどうやって注文すればいいというのだ。
 と言うわけで、ひたすら歩くだけのオーロラ観光。


 この日も雲が出ていて、オーロラを観ることは出来なかった。



  
 



    
 
     



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