第3日目 トロムソ

 
 今日も朝から快晴。
 昼間は雲ひとつないんだけど、夕方になると曇ってくるんだよなー。
 このままお天気だといいけれど・・・。


 今日は博物館などに行くことにした。
 ホントはトロムソ大学構内のプラネタリウムに行きたかったんだけど
 つい最近、つぶれちゃったんだって。残念。
 オーロラの映像、観たかったな。
 まあ、本物が観られればいいんだけどさ〜。


 まず、バスに乗り、トロムソ博物館へ。
 と、その前に、バス乗り場の途中でCD屋さんがあったので
 そこに寄る。
 ここではモートンの2ndが1枚だけあった。
 サヴォイの3rdも1枚だけ。くぅーっ(泣)

 ま、私らにはオスロがあるさ!と気持ちをムリヤリ鼓舞してバスへ。


 トロムソ博物館は郊外の、ちょっと山を登ったところにあった。
 郊外って言っても街自体が小さいから、時間かからなかったけどね。
 あたり一面雪景色。うーん、キレイ。



 この博物館、歴史が古く、1872年に開設されたとのこと。
 今、ガイドブック読み返して初めて知った(^^;
 入館して料金を支払うと、日本語のパンフレットをくれた。
 ノルウェー語・英語の他に日本語があるとは、正直びっくりだが、
 それだけ日本人観光客が多いんだろうな。
 というか、観光客は日本人しかいないんだろうな。


 北極圏の考古学や生態系など、様々な分野の資料が揃っている。
 ・・・が、個々の解説はノルウェー語なのでわからん!!(T_T)
 英語でも解説があったかもしれんが、覚えてない。
 多分、あっただろう。
 どっちみち分からないからどうでもいい。


 しかし、この施設は小さい子供も来るらしく、展示物を
 眺めてるだけでも楽しむことが出来たよ。
 オオカミの剥製があったりその隣で写真を撮ったり。
 帰国してその写真を見せると、十中八九、「これ、
 本物じゃないよね?」と聞かれたり。
 んなわけあるかっ。


 他にもキッチンを模した展示物があって、何かなあ〜?と思って
 近づくと、ゴキブリの標本があったり。
 ゴキブリって寒いところにはいないんじゃなかったっけ?
 北海道の人はゴキブリ見たことないって聞いたことあるけど。
 きっと、種類が違うのだろう。
 解説が読めないので、そういうことに決めた。



 トロムソ博物館の後は街に戻って散策がてら、ポーラ博物館と
 もうひとつ、名前忘れたが博物館だか資料館に行った。


 両方とも、北極圏の厳しい生活や探検・開発の様子を
 遺物や剥製・マネキンで紹介している。
 文明の発達した現代だって北極圏は寒くて厳しいのに、
 当時の人々はどんな思いでこの地に挑んでいたのだろうか、と
 考えさせられる。


 博物館見学も終わり、後は夜のオーロラを待つばかり。
 でも、夜までにはまだだいぶ時間がある。
 再び街をぶらぶら。







 せっかくだからオットにトロムソの絵葉書でも送ろうと、
 郵便局へ行く。
 カウンターに目をやると、ノルウェーで現在発行されている全ての
 切手と思われる切手が額(というほど立派じゃない。コルクボードと
 透明なプラスチック板)の中に入れられて置かれている。
 よく見てみると、その中にマグスの切手もあるではないか!
 なんだよ〜、昨日のおばちゃん、本当に知らなかっただけかよ。
 でも、「Do you know a-ha?」まで訊いたんだよ?
 普通、a-haと言っただけで、この切手が思い浮かばないのかねえ?
 一般人が「a-haのメンバーが切手のデザインしたの?ふーん」って
 いうのならまだ分かるが、郵便局員でしょー?


 少々憤慨しつつ、番号札を取り、順番を待つ。
 うまく切手が置かれてる窓口に当たればいいなあーと念じていたが
 一番遠い窓口で呼ばれる。こんなもんよね。
 「あのディスプレイされてる中の切手が欲しいんだけど」とカタコトの
 英語で話し掛けると、「じゃあ、あの人に言って」とそこの窓口の
 次の順番に入れてくれた。親切な人でよかった。


 おかげでマグスの切手の単品はすぐ買えたけど(大量にあった)、
 セットが欲しい。
 「これのセットはあるか?」と訊いたけど、フツーの記念切手セットの
 コーナーに案内されてしまった。
 私の英語も通じなくて申し訳ないけども、でもでも、
 マグスの切手を指して「これのセットを」って言ってるんだから
 察してくれよー。


 なんかね、トロムソの郵便局員は、マグスのデザインした切手って
 いうこと知らないみたいだね、どうやら。で、セットものがあることも
 知らないらしい。
 うーん、a-haの扱いってやっぱりこんなモノなの・・・?





 今日のオーロラ観光のスポットはスカンジックホテル。
 郊外の高台にあり、街の灯りの影響も少ないので、
 オーロラ観光にはもってこいのホテルなのだそうだ。
 ロビーや部屋の中にいて、オーロラが現れたら知らせて
 くれるらしい。
 なので、このホテルは日本人観光客で埋め尽くされていた。





 このホテルのレストランでディナーを済ませ、いい具合に
 陽も落ちてきた。
 ホテルのロビーにはオーロラを観ようと日本人観光客が
 重装備でひしめいている。


 私らもホテルの外に行ったり、ロビーに戻って休んだり
 身体をあっためたりを繰り返したけど、オーロラは出そうもない。
 夕方からまた雲が出てきていたし・・・。
 今日が最後の夜なのに〜(T_T)


 ちょっとねばってこのホテルに留まっていたけど、タクシーを
 呼ぶのにも時間がかかりそうだったので、諦めて街中の
 自分達のホテルに戻ることにした。


 タクシーに乗り、ホテルの敷地を出たところで
 「あれ?!バッグがない!!」とたかひちゃんが叫んだ。
 どうやらホテルのロビーからちょっと地下になった所にある、人があんまり
 来ない椅子で休んでる時に置いてきてしまったらしい。
 大慌てでタクシーを戻してもらう。
 海外でバッグを置き忘れる・・・致命的だ。結構時間も経っている。
 ドキドキしながらその場所に戻ってみると、
 バッグはそのままの状態で残っていた。
 ほ〜〜〜っと安堵のため息。
 トロムソという土地柄のためなのか、日本人しか居なかったからなのか
 人気のないところだったから良かったのか、とにかく
 バッグは無事、たかひちゃんの手元に戻ったのでした。


 ホテルに戻ってからもちょっと出歩いてみたけれど、結局
 オーロラは観れずじまい。
 あ〜あ、三晩もあれば一日ぐらいは観れると思ってたのになあ。
 昼間ずっと晴れていただけに残念だ〜。




    日本に帰ってきて今年は長野県でオーロラが観測された、という
    新聞記事を読み、憤慨。隣の県やん!!金と時間をかけて
    行った北欧で観られずに、日帰りでひょいっと行けるところで
    観れるなんて・・・。神様のイヂワル〜〜


 






    
 
      



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