第8日目 オスロ

 長いようで短かったノルウェーも今日でお別れ。
 ライブの余韻を楽しむ暇もなく、早朝の出発。
 昨夜は寝てしまうと起きられなくなるからと、たかひちゃんと徹夜。
 ときどきうつらうつらしたりしたけれど。
 テレビからは時々、a-haのシャイン・オン・TVやサヴォイのスターが
 流れてくる。
 そういうときは目がばっちり開く2人であった(笑)



 全ての用意をして出かけられるようにしてから、朝食を食べにいく。
 ああ、いつも同じメニューだったこの朝食も、これで最後なのね、と
 少々、感傷気味に。
 最後だから、とずっと気になっていたモノに挑戦する。
 絵の具のチューブがもっと小さくなったような、例えるなら
 夜店で売っている、ストローの先に接着剤みたいなのを塗って
 ストローから吹いてふくらまして風船にするヤツ(分かるかな?)
 その接着剤の大きさのチューブが気になっていたのだ。
 デザイン的には白地に水色と、歯磨き粉を髣髴とさせる。
 どうやらパンに塗ったりするらしいが、やけに甘かったりミントっぽい味を
 想像していて敬遠していた。
 でも、もう二度とノルウェーに来ることはないかもしれない、と思い、
 意を決してその物体を試してみた<そんなたいそうなことじゃない


 中身をパンに塗ってみると、ピンク色のモノが粒々を伴って
 出てきた。なんじゃこりゃー?!と恐る恐る食べてみたら、
 何のことはない、タラコのペーストだった。
 結構イケル。美味しい。こんなことなら初日から食べとくんだった。
 ちょっと悔しいので、2つばかりお土産用に失敬してきた。
 家でオットに食べさせたら、「生臭い」と一蹴されたが。
 日本で美味しいもの食べてたら、そんなにこれの美味しさは
 感じないかもね。
 ノルウェーでの食はファーストフードばっかりだったもんなー




 空港で搭乗手続き。
 ライブのために来ていた日本人ファンの子たち5人とたまたま同じ
 オランダ航空の便なので、一緒にカウンターに行く。
 一人一人搭乗手続きをしようとしたら、カウンターの中華系の
 お兄さんが、「みんな一緒にチケットをくれ」と言う。
 5人分登録が終わり、搭乗券を渡しながらお兄さんが確認してきた。
 「5人、成田行きですね」
 「え?!違う違う、2人は関西空港!!」
 関空行きの2人が慌てて訂正。
 5人分全て成田行きで手続きしてしまったらしい。
 荷物にもすでにタグがつけられている。
 「OH!」と小さく叫ぶお兄さん。
 こっちが「OH!」だよ!よく見ろよ!オランダ空港までは
 同じ便だけど、そこから違うだろ!
 結局、また5人分のチケットを回収し、タグも全てはずし
 5人キャンセルして新たに登録し直してるようだ。
 お兄さん、いっぱいいっぱいなのがよく分かる(苦笑)
 楽しようとしちゃダメだよ、兄さん。
 この兄さん、中華系に見えたけど、ホントは何人なのか?
 デイスプレイを見ながら「あ、そうか!」と小さくつぶやいている。
 「え?今『あ、そうか』って言ったよね?」と皆で(結構大声で)
 話して、兄さんにも聞こえてるはずだけど、無視して作業を続けてる。
 ホント、いっぱいいっぱい(^^;
 やっと正しい行き先で手続きが済んだけど、
 荷物がちゃんと成田空港に来てくれるかが心配だ。


 一抹の不安を抱えつつ、ノルウェーをあとにしたのでありました。








    
 
     



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